30代子持ちのキャリアチェンジ記

1991年三重生まれ、金融系SEから転職したい。渋谷区で0&3歳児子育て中。食べることと旅行が生き甲斐

【ななめよみメモ】 食品の裏側2実態編 阿部司

・安いハムに大豆や卵や牛乳が使われている理由→牛乳に含まれるカゼインというタンパク質を化学処理したカゼインナトリウム、大豆から抽出された大豆たんぱく、卵白のアルブミンといったものに発色剤、肉と肉を決着させるポリリン酸塩、ゼラチンなどを溶肉に注射し加熱成形してできたのがハム。

ブドウ糖果糖液糖とは、トウモロコシから取れるデンプンを酵素反応によってブドウ糖に分解したもの。一部のブドウ糖は別の酵素で果糖に変え、この両方を混ぜ合わせたもの。異性化糖ともいう(果糖の方が多いと果糖ぶどう糖液糖)。

。天然素材を使った出汁パックが保存料化学調味料無添加と書かれている場合でも酵母エキス、たんぱく加水分解物が配合されている場合が多い(そもそも、乾燥のだしの素に保存料は入らないものだし合成保存料など法的に使用できないものなので合成保存料不使用は当然である)。

・イギリスでは一部の合成着色料を使った食品について「子供の活動や注意力に悪影響を与える可能性がありますと」表示されているものがある。具体的には合成着色料の黄色5号など。

・一部の添加物の原料は以下の通り想像もつかないものから作られている

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・日本は食べ残し王国であり、食品廃棄量は世界でも1、2を争うほど高い。食品業界には1/3ルールという悪習慣があり、小売店は製造日から賞味期限までの1/3の期間を納品期限としておりそれ以降を過ぎた食品は受け付けない。

・添加物において白か黒かといった議論はなかなか答えが出ない。そういったものはグレーと考え「摂らない済むのであればなるべく摂らない」という選択はどうだろう。

食品添加物の安全性は条件付きである。その条件とは①安全性実験は動物実験のみ②1物質のみの実験である③その実験を行った時代の水準での判断である。

・添加物と向き合う三原則①メリットとリスクを同時に考える②二者択一の覚悟をする③優先順位を考える

・添加物の安全性実験ではネズミに添加物を食べさせその子供に奇形児が出るか調べている。つまり2世代まで見ているが、3世代まで見るべきという意見もある。これを人間で考えると、人間の三世代つまり100年間食べ続けられたものは安全性が確立されているといえるのではないか(→日本の伝統食品である和食)。食の安全性は歴史の中にしかない。

・添加物が使われる大きなメリットは五つ①安い②簡単③便利④ キレイ⑤美味しい

・日本では野菜を販売する際に三つの原則~①選別②定貫③指定~が行われている。①選別とは同じような形のものをコンピューターで計測すること②定貫とは一袋あたりの同じ重さにすること③指定とは品名数量を指定されること。それにより野菜が高くなってしまっている。 

・筆者の食べ方「ひふみの原則」:①非伝統的なもの②不自然なもの③未経験なもの を控える

・筆者の食べ方「しょうわそうす」:①少量②和食③粗食④薄味

・国連と米国の FDA (日本の厚労省にあたる機関)が行った生活習慣病を救う食べ物の調査によると、世界80カ国ぐらいを調べた結論としては日本の昭和30年から40年代の食事がいいということだった 。

・とある幼稚園では、表情がない、落ち着きがない、アトピーなどアレルギーがあるといった問題抱えた子どもをよく観察していると、食に問題がある(朝から菓子パンやスナック菓子などを食べているなど)と気付いたと言う。それに対して伝統和食を取り入れたところ、風邪や病気になる子ども、虫歯や肥満の子どもが激減し、アトピーも改善しているという。さらに落ち着きのない子供たちも落ち着きを取り戻しきちんと話を聞けるようになったと言う。

・米国の二ーバーの言葉

①変えられないものは素直に受け入れる心の強さが欲しい

②変えられることは敢然と改善する勇気が欲しい

③変えられることと変えられないことを見分ける懸命さが欲しい

・私たちにとって本当の食の豊かさとはいったい何か、何のための食品添加物なのか。

グリシン→甘みのあるアミノ酸。海老など甲殻類にも含まれる。食品につやとほのかな甘みを与える。制菌効果があり保存料不使用となっている食品に多く使用される 。

・遺伝子組み換えの問題点:①未知の部分が多い②食料の独占が起こる③生態系の崩壊につながる 

残留農薬

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