【出産】【自然分娩】安産の三原則~「あたかいお産(野本寿美子著)」より~
昨日ブックレビューした本作より「安産の三原則」をサマリー。
【助産師】【ブックレビュー】あたたかいお産(野本寿美子) - 30歳子持ちが助産師を目指す(2022春に第二子出産予定)
なお前提として、私が目指す姿は「自然分娩」(促進剤や会陰切開といった医療行為を介入させないお産)のサポートをする助産師 なので、そもそも計画無痛分娩派の方とは価値観が違うかもしれません^^;
それから、1998年出版の本なので、最新の助産学と異なる点あるかもしれないです。
安産の三原則
①冷やさない
医学的根拠はないらしいが、著者の経験上、身体を冷やしてきた(特に下半身)妊婦さんは微弱陣痛になりやすく難産になりやすい。
加えて、全身運動、特に骨盤をよく使うこと。
②妊娠中毒症にならない
腎臓に機能障害が起きると、タンパク質を体内に送れず、妊娠中毒症になる。
妊娠中毒症の妊婦さんは、子宮の裏にある腎臓機能が鈍くなって体内に水分が溜まりむくみが起きているため、お産で胎盤が剥がれる際の出血量が多い。お産後の出血は生死に関わる。
予防策としては、妊娠中の食事(塩分注意)、加えて後述の逆子にしないこと。
③逆子にしない
対策としては、
・妊娠五か月以降は日中かかさず腹帯をして、赤ちゃんの位置を固定すること。
(伸縮性のある素材でなく晒(さらし)がベスト)
・夜眠るときは赤ちゃんの位置を意識する(難易度高い(;^ω^)w)
→動く方が手足、その裏が背中。背中を下側にして眠ると、胎児は宙返りしにくい。
・逆子は体質的になりやすい人もいるが、一因として、身体を冷やしていると赤ちゃんを温めるために羊水が増えて逆子になりやすい。
その他
・本来、分娩を早める&会陰裂傷を最小限に抑えるために行われる会陰切開をしてもしなくても、分娩時間は15分程しか変わらないというデータもあるらしい。
その他、呼吸法(ラマーズ法の日本人向けVer.)等々、参考になる情報が本書には沢山あったので、購入を検討中(いつも図書館で借りて読んでるので...)。しかし古い本(1998年)だから、あんまり在庫ないんだよなあ。