【ななめよみメモ】世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事
参考になった ☆☆★★★
読みやすさ ☆★★★★
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理想的な食生活を知ろう!ということで二冊目。リベ大のお勧め書籍として紹介されており(https://liberaluni.com/recommended-books#i-21)、かつAmazonレビュー高めの本書。
今気づいたけど、Amazon prime会員ならKindleで無料で読めるみたい!(2020/8/22現在)。
本書では、信頼性の高い論文や研究結果に基づき体によい食品がわかりやすく示されているようですが、例えば「xxxガンの可能性を高めるから控えた方がいい」とかいう食品でも、その食品によってもたらされるプラスの効果は無視してよいのか?という疑問が残るので★3つ。
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結論としては
・よいもの:魚・野菜・果物・茶色い炭水化物・オリーブオイル・ナッツ類
・わるいもの:赤い肉(=鶏肉以外の肉)や加工肉(ハムやソーセージなど)・白い炭水化物・バターなどの飽和脂肪酸
で、地中海食は「よいもの」グループの食材を沢山つかっているのでおすすめということ。
ここでのよい・わるいの根拠は、その食品をとることで病気のリスクを減らす(増やす)とか、寿命が長い(短い)といった研究結果によるもの。
・・・なんだけど、例えば「赤い肉の摂取量が多くなると、全死亡率、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化による死亡率、がんによる死亡率がいずれも高くなる」とのことですが、「それでは豚肉に含まれている栄養素は他の食材(地中海食?)で代替できるから問題ないのか?」という疑問点が私の中で残るなあ。
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納得感は低めですが、全体通して興味深い内容でした。
白い炭水化物について↓
日本人は塩分とりすぎとか↓
あとは卵は週6つまで…とあったけど、これは先日紹介した本(プロテイン不足解消に卵をたくさん食べるべし!)と異なる点だなぁ、とか↓
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健康に関する研究は沢山行われていて論文も大量にあるけど、あくまでそれは特定の条件下で特定のリスクに対する研究結果であって、どういう観点から「体に良い」なのかを理解した上で、自分が求める「健康」を叶える食材を自ら選ぶ必要があると感じました。